2025.12.07

【演習B】中堅職員研修会

12月3日、コジマ子どもサイエンスパーク(子ども総合科学館)にて中堅職員研修会を開催しました。

今回は「性教育」ということで、セクシュアリティラボ代表やチャイルドラインとちぎ副理事長等を務められ、県内各地で性教育に関する講座やワークショップを行っている認定臨床心理カウンセラーの栃木さおり先生を講師にお迎えしました。

演習テーマは「幼児期から思春期 支援者としての子どもの性の向き合い方~科学的根拠をもって学ぶ・伝える 包括的性教育~」。

学校や家庭で教える性教育について、情報のアップデートが求められるものの私達大人もどうしたら良いか、どこから正しい知識を得たら良いか分からないことばかりでした。

さらに児童館・児童センター職員として、来館するこども達との関わり方はより慎重になる部分であることから支援者の立場としてどのようなアプローチが必要か。

皆さん悩み、疑問に思うことが多かったのではないでしょうか。

幼児期から思春期までこどもの心身の成長過程に合わせた心と体の変化など、丁寧にご解説いただきました。

人間関係の構築、声の掛け方、時には本を活用すること、具体例を多く挙げていただきました。

“支援者は科学的根拠をもって、たじろがず、冷静に対応すること”。

“自分自身が生と性の主体者であること”。

職員は来館するこども達と“斜めの関係”であるからこそ築ける人間関係、コミュニケーションがあることが分かりました。

受講者からは、子育ての経験と重ねた感想や実際の悩みごとに照らし合わせたことから、「解決の糸口が見えてきた」「大人から変わっていかねば」というお声がありました。

栃木先生、分かりやすく貴重なお話をありがとうございました。