2025.11.23
第3ブロック研修会
11月20日、第3ブロック研修会を行いました。
担当は山川こども館です。
研修テーマは「今、児童館に求められる『こどもの居場所』とは」。
講師は大竹 智先生でした。
立正大学社会福祉学部子ども教育福祉学科の教授として教鞭をとり、また、社会保障審議会児童部会放課後児童対策に関する専門委員会「児童館のあり方に関する検討ワーキンググループ」において座長を務められるなど、児童館運営についても深く関わられています。

児童館ガイドライン策定により、地域差のある児童館に光が当たりはじめた当時のお話から、第2次改正児童館ガイドライン施行について解説いただきました。
全国各地の児童館等の施設をまわった経験から、現場の体験談や生の声を多く聞いてこられた話では、同じ立場となる参加者の皆さんも聞き入っていました。

こども(若者)の居場所づくりとして「居たい・行きたい・やってみたい」の3つの視点が今回のテーマの根幹となるポイントだったのではないでしょうか。
大人目線でなんでも決めるのではなく、こどもにとって一番良いことはこどもに聞かないと分からないという言葉は、こどもと関わる場面で大切にしたい点であると感じました。何世代にもわたって利用してもらえる“地域の館”として児童館の存在意義を改めて考えさせられました。
情報交換会は「こどもたちに人気なあそび」。
各館で行っているイベントや遊び、工作を紹介し合いました。
利用者の声を取り入れたことや天候に左右される中での工夫、こども達の様子について様々な意見、感想が出ました。

講師の大竹先生、担当の山川こども館の皆さん、貴重なお話を共有できる研修会をありがとうございました。ご参加いただいた皆さんもありがとうございました。